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27|グラスの歴史 木本硝子のチャレンジとグラス製造のお話10

皆さん、こんにちは🎵

 

木本硝子が厳しい環境の中で、現在も未だ()生き延びていることに、大きな学びを頂いた取り組み先様がイオンさんです。

 

先ずは、お客様優先で価格や品質、タイミングなどを最適な条件で商品を販売しているので、商品の買い付けは基本的に自由競争です。もちろん取り組みなどによって左右されることはありますが、ライバルが業界の同業者であろうと、大手商社であろうと海外のメーカーであろうと、同じ条件であればお客様にメリットがある商品で買付して頂きました、たった数人の木本硝子でもお客様にメリットがある商品であれば、何億円もお取り組みができました、何回もお話している通り木本硝子はガラス食器の専門家であり、国内外のメーカーや職人たちと長年にわたり取り組んでいることで、取り組み先様の信頼が厚く、1990年代としては大胆な商品企画・パッケージ・価格戦略を取り組み先と考え提案して販売してきました。

 

商品のパッケージにバーコードがついていますね?こちらをお客様がお買い求めになると販売情報がイオンに集積されます、木本の提案した商品がどのくらい売れたのか、どのくらいの期間で売れたのかリアルタイムで判断できます、ガラス食器に業界やお客様の購買行動やライバル企業の動きを考え提案した商品が、カテゴリートップになった時の嬉しさは最高に楽しかったです、販売実績という数字を残せば信頼も頂き、次につながります。

 

今では当たり前になっているオンライン注文、EDIの取り組みを30年前から始めました、未だ時代の先端でノウハウも少なくお金もかかりましたが、社内のシステムなど整備して、商品情報マスターの整備、画像の整理、JANコードの設定などアナログの時代に先んじて導入したのもイオンさんの後押しからでした。

 

EDIの次はロジステック改革です、ロジステックは戦術用語で軍隊の補給や調達を効率的行うことで、単なる運送・倉庫の概念ではありません。朝6時にEDIデータ受信から、出荷まで6時間で対応する、商品の品切れはありえないです‼納品率という数字で管理されます、また納品時の検品はありません、そのかわり抜き打ち検品でデータと実際の納品の確認があり、当然差異があればイェローカード、最悪取引停止という日々の緊張ストレスは相当のものでした。これに対応するために調達・作業段取り・レイアウト・システム・人の管理など改善・又改善を進めることで体力がつきました、肉体的じゃないですよ()会社の力です🎵

 

品質管理・コンプライアンス・環境負荷・労働環境など、今の時代では当たり前のことを20年も30年も前から気付かせていただき、木本硝子は対応することで自然に力と知恵がつき、現在も生き残っていることに繋がっています。

 

イオンとお世話になった皆さんには深く感謝いたします、ありがとうございます♪

お取り組みを2008年に辞退して15年たっておりますが、たまにご相談したり近況報告したり、年賀状のやり取りをさせていただいている先輩がたくさんおります。

 

ありがとうございます♪

 

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