08|グラスの歴史 日本のグラス製造の歴史その1
こんにちは!あっという間に4月も終わり今年の1/3が過ぎてしまいました、今年新しいチャレンジ皆さん楽しんでいますか?
今からでも、遅くないです。直ぐに始めましょう♪
日本で発見されたもっとも古いガラスは、福岡県筑紫郡の弥生時代の遺跡から出土した、壁と呼ばれる装飾品で、円板形のガラスの中央に丸い穴を開けたものです。このガラスは日本で造られたものでは無く、コンスタンチノーブルのガラス技術が、はるばるシルクロードを通り中国や朝鮮を渡って伝来されたものか、北方ルート、南方海路などを経て日本に伝来したものと考えられています。シルクロードは、グラスロードでもありました。
奈良の正倉院には、出土品でなく伝世品であるため、ガラス本来の輝きが失うことなく,
完全な形で今日まで伝えられております。イタリアのサンマルコ寺院と並ぶ世界的に珍しく貴重なグラスたちです。
正倉院には、このほかにも多くのガラス玉類とともに、おそらく世界最古といわれるガラス処方を記した文書まで残されており、ガラス器以外のガラス玉類は当時の日本で造られていたと考えられます。
残念ながら日本でいつ頃からガラスの製造が始まったのかは、はっきりしませんが飛鳥奈良時代からと、考えられております。平安時代になると、風俗の変化なのでガラス玉の製造が停滞し、600年ほどガラス製造は絶えてしまい、空白の時代になりました。
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