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68|グラスの製造方法、成形方法、加工方法6

68-グラスの製造方法、成形方法、加工方法 6

 

皆さん、こんにちは🎵全国的に異常気象で猛暑が続いております、もはや体温越えの39度とか40度とか、スコールのような雷雨も来るし、熱帯化していますね。

 

昭和世代の我々は、30度を超えると暑い暑いと言っていましたが、打ち水をしたり、冷蔵庫で冷やしたスイカや麦茶で、冷を取っていました。コンクリートの照り返しも、こんなに酷くなかったし、クーラーの室外機の熱風もこんなには暑くなかったと思います。さらに温暖化が進んだら、どんな世界になるのか、考えただけでも暑くなります。

 

さて、前回は耐熱ガラス、ホウケイ酸ガラスについてお話しました、今回はもうすこし掘り下げてお話していきたいと思います。

 

ホウケイ酸ガラスは、材料にホウ酸を加えることによって、熱膨張率が低くなり、温度変化に対応できるグラスです。熱い部分と冷たい部分の膨張の違いで発生する引張り応力が許容限界を超えたとき、破壊を引き起こします、そこで熱による膨張が少なければ、熱に強いガラスいわゆる耐熱ガラスとして使えることになります。

各素材には固有の膨張率があります。膨張率を簡単に言えば、温度を1℃上げた場合に、線的にどのくらい伸びるか、を数値で表したものです。いくつかの材料の膨張率を比較すると、ガラス系とセラミック系材料は金属系より膨張率が低い(温度が上がっても膨張しにくい)です。材料と膨張率(×10-6/°C)で、ホウケイ酸ガラスは、3.25。ファインセラミックスは4.4。ソーダガラス9.0、鉄は11.7と大きいです。

 

さらに熱膨張率に対して、耐熱温度差が変わっていきます。120°C以上400°C未満のものは「耐熱ガラス製器具」と表示し、耐熱温度差が400°C以上のものは「超耐熱ガラス製器具」と表示することに、JISの基準では分けられており、家庭用品品質表示法では、さらに耐熱温度差によって使用内容が変わります。

 

これらは、商品に必ず表記することになっています、使用目的によって、耐熱ガラスの種類を正しく選んで、お使いください。

 

使用区分

表示名

耐熱温度差

加熱調理用等に用いられるものであって、直接炎にあてて用いられるもの

直火用

150℃以上

加熱調理用等に用いられるものであって、直接炎にあたらない用途(電磁波によって加熱する用途を除く。)に用いられるもの

オーブン用

120℃以上

加熱調理用等に用いられるものであって、電磁波によって加熱する用途に用いられるもの

電子レンジ用

120℃以上

熱湯使用によって用いられる器物であって加熱器具として用いられないもの

熱湯用

120℃以上

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