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74|グラスの製造方法、成形方法、加工方法12

皆さん、こんにちは🎵先週まで、アメリカNYからシカゴ、デンバーを回ってロスアンゼルスまで、アメリカ大陸の東海岸から西海岸まで、アメリカ大陸横断の出張に行っておりました。木本硝子のプロデュースする、日本酒専用グラスの紹介と、料理・日本酒・グラスの新しいライフスタイル、トリプリングのプレゼンに各地を回って、たくさんの日本酒販売店、レストラン、鮨屋などの皆さんに、ご説明してきました。

 

ワインにワイングラスがあるように、日本酒にも日本酒のグラスが有っても当然ですよねって、心強い言葉をたくさんの皆さんに頂きました、また酒蔵・飲食店・グラスがチームとなってお客様に喜んでいだたけるスタイル、トリプリングについては強く共感頂きました、ありがとうございます。

 

さて、本題に戻ります(笑)

グラスの製造工程は、①原料の調合 ②溶解 ③成形 ④徐冷 ⑤仕上・検査 ⑥梱包・出荷のプロセスになります。①②についてお話してきました、③の成形について宙吹きと型吹きによる成形方法について、お話しました。

 

木本硝子のグラスのほとんどが、型吹きによる成形方法です、もう少し現場ならではのお話をしていきたいと思います。

グラスの表面は、つるつるですよね、なぜでしょうか?金型に溶けたグラスを吹き込んで造り上げると、表面にしわや、金型にグラスがくっついたりとしてしまいますが、なぜか透明でツルツルですね。

実は、金型の内側に松脂とコルクなどを混ぜ込んだものを塗っています、溶けたグラスを棹で金型に吹き込む前に、金型にシャワーのように水をかけます、金型を冷やすことも目的の一つですが、松脂とコルクの混ぜ込んだものに水を含ませ、溶けたガラスが吹き込まれた瞬間に、水は水蒸気になり金型と吹き込んだグラスの間に空間ができます。その空間の中で、グラスが浮いたような(ミクロン単位の薄さです)な状態で、グラスが吹きあがるので、グラスの表面は透明でツルツルの状態になります。

 

金型に吹き込んでグラスは造られますが、金型には大きく分けて二種類あります、抜型と割り型になります、抜型はその名の通り吹き込んだグラスが、そのまま抜ける金型になります、グラスの底がやや細くなっている円錐形に近い形のグラスなどが、抜型で造られます。割り型は、2つ以上の金型が組み合わされて造られていて、接合部分が可動式になっていて、金型が開く状態と、閉じてグラスを吹き込む状態になります。どちらの金型も前述の通り、松脂とコルクを混ぜ込んだものを塗って仕上げます、こちらの混合レシピは各工場の秘伝になっています。

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