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69|グラスの製造方法、成形方法、加工方法7

皆さん、こんにちは🎵

グラスの素材別の特徴で、ソーダグラス、クリスタルグラス、ホウケイ酸グラスとお話してきました、今回からは、製造工程のお話をしていきます。

 

中世から始まったグラスの製造は、手造りで造られた時代から、機械のオートメーションで造られる時代に変わっても、基本的に同じ製造工程で、設備もグラスを溶かす熱源としての石炭から石油、電気等に変わっても大きく変わっていません。

 

時代の革新が無い業界なのか、元々の技術ポテンシャルが高かったので、変革・革新があまり無いのか、見方は変わりますが。ある意味、素晴らしい製造技術が脈々と伝えられています。

 

グラスの製造と硝子瓶の製造方法は、設備の大小はありますが同じプロセスになります、そのため、ガラス瓶メーカー(市場規模が大きい)である石塚硝子が、食器のアデリアグラスを東洋ガラスが、東洋佐々木ガラスでグラスを製造販売しているのも、同じ製造プロセスであることがポイントになります。

 

製造工程は、①原料の調合 ②溶解 ③成形 ④徐冷 ⑤仕上・検査 ⑥梱包・出荷のプロセスになります。

 

原料の調合は、ソーダグラスの素材で説明した、珪砂・ソーダ灰・石灰などを溶かしやすく細かく砕き、均一になるように混合します。混合したものをバッチと呼んでおります。

 

珪砂は、所謂砂ですので地球上どこでも採れますが、グラスの原料になるものは不純物が少ないこと(不純物が入ると透明になりません)、粒が細かく(一般ガラス向けでおおむね0.5mm以下)溶けやすいことなどの条件があり、オーストラリアやアジア南部に存在
します。フラタリ珪砂は、オーストラリア東北部の熱帯地域の海岸地帯に大量に存在します。サラワク珪砂はボルネオ島北部で採掘されており、大手商社を通じて輸入されています。

 

ソーダ灰は、化学工業薬品なのでほぼ国産ですし、石灰も国産で賄っております。

各メーカーやグラス工場によって、ベースとなる原材料の組成率は微妙に違います、各工場のマル秘と言われています。製造するアイテム・品目によっても違いますし、成形する方法や生産数によっても微妙に変わっています、グラスをよく見ると各メーカー・工場によって透明の感覚が違うのはこのためです。

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