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34|グラスの歴史 日本のグラスメーカー、手造りグラス工場について4

皆さん、こんにちは🎵

いつも拙い親父のブログを読んで頂きありがとうございます、また暖かいメッセージやコメントも頂き嬉しいです、ありがとうございます。何なりと、遠慮なくご意見などお知らせください。

 

さて、佐々木硝子ハードストロング口部強化グラスの紹介の中で、口部強化との比較のために、全面強化のご説明を致しました、全面強化のほうが割れにくく扱いやすいです、ただしグラスにちょっとした傷や外部からの力がかかると、車の窓ガラスのように細かい破片になって割れます、その時に爆発したような飛散するお話しましたが、補足が必要ではとご指摘を頂きました。

 

補足は、グラスにちょっとした傷や外部からの力がかかると割れるのではなく、ちょっとした傷などと急激な温度変化、ぶつけたりする外部の力が加わった時などの条件が重なった時、極稀に破損して細かい破片が飛び散ることがあります。また、極々稀なのですが、自然に突然割れることがあります、製造工程で混じった不純物とグラスの中に発生した応力によって発生します。製造工程の管理や工程の見直しなどによって改善されています、また強化グラスの製造方法が物理的に作られる製造方法から、新技法であるイオン交換による製造方法で製造されているグラスが増えてきています、このあたりの製造方法については、改めてお話していきたいと思います。

 

1957年(昭和32年)2月に佐々木硝子が日本で初めて、グラスを手造りでなく機械によるオートメーション生産を始めました、これによりグラス業界が大きく変化していくきっかけになりました、また時代背景は、日本経済が高度成長していくことと並行して、庶民の生活の豊かさが上がり、そして生活習慣が西洋化されることにより、家庭内でもグラスを使う機会が増え、グラスが爆発的大量に生産販売されていました。親父に言わせると、砂漠に水を撒くようにグラスが飛ぶように売れて、仕入れが足りないほどだったと、今では夢の夢物語のような時代でした()

 

佐々木硝子は、墨田の東京工場では生産キャパが足りずに、千葉工場として千葉県八千代市に八千代工場を1963(昭和38)に新設しました、こちらにオートメーションの生産設備を新設し、最大生産時には東京と合わせて3台のオートメーションの機械でグラスを24時間製造していました。

 

一台の機械でグラス何個生産できると思います???

 

 

グラスの形・形状や生産状況にもよりますが、最大で110万個程度生産できるといわれております、それが佐々木硝子だけで3台の機械で造るので、130万個MAX、余談ですが後にオートメで生産を始めた他社の生産キャパをトータルすると、1780万個、24時間稼働で年間25千万個と言う、なんと日本の人口を超えるグラスの生産量でした。これが様々な現象を引き起こしていきます。

 

 

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