61|グラスの歴史 日本のグラスメーカー、手造りグラス工場について31
皆さん、こんにちは🎵
先週末は、木本硝子がある街のお祭りでした、鳥越神社は、約1370年の歴史を誇るます、毎年6月の例大祭で行われる大神輿の渡御は、毎年多くの地元や観客でにぎわいます。神輿の列の先頭には猿田彦(天狗)や手古舞連、子供たちの持つ五色の旗が錬り歩き、夜まつりになると、提灯をつけた元祖提灯神輿が高張り提灯に囲まれ宮入りします。通称千貫神輿の大きな神輿渡御は約4トン、東京最大の重さがあるといわれ、夜の街を進む姿は壮観です。毎年は数十万人の人出があり、小島、三筋や鳥越町内が賑わいます。
カメイガラスは、問屋として国内外の工場から商品を仕入れているだけでなく、新しいデザインや工場/職人の組み合わせで新しいグラスの世界を作ってきました。
今回は、大阪の吹田でグラスを造っていた日本燈火用硝子工業(株)のお話です。
通称我々はNTクリスタルと呼んでおります。
歴史は定かではありませんが、2007年当時に、創業100有余年の歴史があると、ホームページに記載されています。ほぼ全数をカメイガラス経由で全国に販売していたため、カメイガラス倒産後は、アデリアや東洋佐々木ガラスなどが扱い、その後、廃業を決めておりましたが、特色のあるグラスの要望が全国から数多く上がり、前述した青森の北洋硝子に生産設備を移設し、日本燈火用硝子工業(株)は廃業しました。
代表的なグラスは、クリスタル製の醤油注しRUJUシリーズです、独特のすり合わせによる注ぎ口は、醬油を注いでも瓶から底の方に垂れることのない、尻漏れしないグラスとして人気です、某醬油メーカーが生醤油として、ボトル入りの醤油を販売しているので、ご家庭あの中で醤油さしが無いご家庭もたくさんあるのではと推測いたしますが、エコの観点からは、ペットボトルや瓶から醤油さしに入れ替えて使うことが理想です、重たい手間のかかるなどの理由で、残念ながら醤油注しのマーケットは縮んでいます。
とんかつソースやウスターソース、お酢、ラー油など様々な調味料に対応して、RUJUシリーズはたくさんの醤油注しをラインナップしています、ご家庭のみならず飲食店ではまだまだ現役で頑張っているようです、私の良く行く、街のレストランでもテーブルの上に何種類かのRUJUが並んでいて、いつもほほえましく見ています(笑)
醤油注しや徳利、一輪挿しなど、グラスの肉厚が厚く、人の吹く力では造れないものを圧縮空気を吹きこんで、吹きあげる技法を圧迫製法と言います。日本燈火用硝子工業はこの技法が得意で、数多くのグラスを作り上げていました。
また、圧迫製法以外にも、プレス製法、流し込みなどの技術も持ち、グラスの生地もクリスタルや色ガラスの製造もおこなっています。
現在は、青森の北洋硝子で、これらのグラスは製造されています。
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