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36|グラスの歴史 日本のグラスメーカー、手造りグラス工場について6

皆さん、こんにちは🎵

先週12日は長男の結婚式でした、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私は23女の5人の子持ち親父です、この結婚式で4人片付き()残るは末娘一人になりました、もう少し親の役割を頑張ります♪

 

さて、佐々木硝子は、長らく日本のグラスマーケットのリーダーとして活躍されていました、特に日本で初めて導入したオートメーションによる大量生産、業務用にたくさんの皆さんが使っているハードストロングHS強化ガラスは、日本のグラスマーケットを大きく変えていきました。

 

私は実は、佐々木硝子のクリスタル製造に昔から注目しておりました、オートメーションにより生産を墨田工場から、千葉八千代工場に移設して、墨田工場はクリスタルの生産拠点として数々の銘商品を開発生産販売しておりました。

クリスタルグラスと、普通のソーダグラスの違いについては後日詳しくお話いたしますので、簡単に説明しますと、クリスタルは透明度が高く重量感があり、高級なグラスのイメージです。当時HOYAクリスタルとSASAKIクリスタルが日本だけでなく、アメリカや海外でも日本の高級クリスタルとして販売されていました。

佐々木硝子は、アメリカマンハッタンのど真ん中に事務所を構えて、ブルーミングデール、メイシィなどの高級百貨店にSASAKIクリスタルコーナーをどーんと構えて、高級ブランドとしてフランスのバカラ、イギリスのウォーターフォード、アメリカのMIKASAブランドと並んで、アメリカ人の憧れのブランドとして一世を風靡しました。私が初めてニューヨークに1995年に行ったときに見た、ブルーミングデールのSASAKIクリスタルコーナーの、高級イメージと豪華なディスプレイは忘れられません。

 

私が一時、アメリカ軍のPX向けのビジネスをしていた時に、ほとんどのアメリカ兵たちは佐々木クリスタルを知っていたし、憧れのアイテムとしてクリスマスプレゼントに使っていました。

 

その代表作がロビンです、ワイングラスの足の部分に鳥のイメージを創作した逸品です、このデザインシリーズは、ワイングラスだけでなく、キャンドルスタンドやディナーベルなどディナーウェア以外のアイテムにラインナップを広げていきました。その後、スズランシリーズ、ブルーのステムのパリスなど、メイドイン東京のハンドメイドクリスタルがアメリカマーケットにどんどん売れて行った時代でした、これらの収益が佐々木硝子の経営に大きなプラスになったと想像されます。

 

これらの商品は、当時の日本のマーケットではギフトに一部使われる程度で、主流ではありませんでした、日本のライフスタイルはいわゆるコップ、タンブラーを生活様式の中で使われることがほとんで、今と違いワインも限られた人が飲む少数派でした、その結果ワイングラスのようなステムは長らく、日本のマーケットでは販売数が少なかったです、ところが欧米はワイングラスのようなステムが、生活の中で使われます。このマーケケットにチャレンジして成功を収めたのが、佐々木硝子でした。

 

今でも198090年代に造られたササキクリスタルの銘品の数々は、木本硝子にあります、どこかのタイミングで皆さんにお見せしようと考えています。

 

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