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71|グラスの製造方法、成形方法、加工方法9

皆さん、こんにちは🎵連日の猛暑ですが、夜になると虫の音が聞こえてきたり、風が殺人的な暑さからちょっと和らいできた気がします、長期予報ですと11月まで暑いと言われております、くれぐれも水分、栄養、睡眠を取って体調管理に努めていきましょう。

 

先週の溶解で、猫窯(ねこつぼ)のお話を致しましたが、可愛い、現物を見たいという嬉しいメッセージも頂きました、ありがとうございます。

 

手造りグラス工場は、1400℃に溶けた生地を成形する、ある意味大変危険な場所で、熟練の先輩たちに習った職人が、最新の注意と最高の技術で造っている戦場です、基本的には一般のお客様をご案内できる設備や安全策が無いので、実際の工場を見ていただく機会は少ないです、you tubeなどでご覧いただけると嬉しいです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=QGUVkUD1aXI&list=PLpfjdFFCDh8z3JXtbuNu3wyRhFFIFX6lQ&index=3

 

大量生産するオートメーション製造の場合は、「るつぼ窯」ではなく「タンク窯」の溶解になります、大きいプールのようなところに、投入された原料が、炉の中で高熱高温に熱せられ、約1,500℃で溶けていきます、グラスを溶かす炉は蓄熱層と溶解層、作業層に分かれており、ガラス原料はグラス素地へと徐々に変化していきます。

 

ガラス原料を溶かすための熱源は、古代は石炭でしたが、現在は石油、ガス、電気などが使われています。ガスが扱いやすく、温度も上がりやすいので一番使われています。都市ガスは、あらかじめ空気を混ぜて送られているため、燃焼効率が良く、1400℃1600℃と高温になります。比較すると、ろうそくの炎のオレンジの部分は、約960℃です。火の場所により温度が違い、中心部が最も高温になります。

 

猫窯を使う、「るつぼ窯」の手造りグラス工場では、ガスを燃やした高熱の空気を循環させて、高熱の空気で更にガスを燃焼させて、より効率的な溶解温度になるように、設備が工夫されています。

 

タンク式の溶解を行うオートメーションの工場では、溶解炉全体をガスで高温にして、蓄熱層と溶解層、作業層の中で、溶解層の製造段階では、ガスを炉の上から原料に向かって炎をバーナーのような状態で直接火を当てて溶解していきます。

 

グラスと硝子瓶を製造するプロセスはほぼ同じですが、窓ガラスなどの板ガラスも溶解工程はほぼ同じになります、次回からは、調合・溶解の次のステップ成形についてお話します。

 

 

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