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社長ブログ

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  • 4月 3, 2023

    04|続・ガラスの歴史について

    こんにちは! 今日から新社会人や新しい環境に入られた方もおられると思います、これからがワクワク楽しくなるように頑張ってください。   今日は先週に引き続き、ガラスの歴史について書いていきます。 先週は6000年前から人類は、ガラスと一緒に生活を楽しむパートナーとして使われてきました。   大きくガラスの文化が変わったのは、紀元前3世紀ごろのローマ帝国の影響を受けた、エジプト・シリア地方で今も使っている吹竿で、ガラスを吹いて製造するようになったことです。吹竿で造るようになって、ガラス玉のようなものから様々な形のグラスを造りはじめたと考えられます。 また、ローマ帝国時代になると、ガラスの製造方法にも進化がみられ、従来は不透明で多色なものの混合が多かったのですが、やっと透明なガラスが作り始められ、簡単なカットガラスの製造や型を使った製造も始まりました。   2~3世紀ごろになると、窓にガラスが使われるようになり、タイルの表面にガラスを加工したものや、飲食用のグラスが製造され当時は金や銀器よりも高価で重宝がられました。   395年にローマ帝国は東西に分裂し、ガラス工芸文化の中心は東ローマ帝国にのコンスタンチノーブル(今のトルコイスタンブール)に移りますが、そのころのビザンチングラスやその影響を受けたと思われる、ササン朝ペルシャのグラスについては、現在も遺跡や資料が少なくはっきりとわからないのは残念です。   ガラス工芸は、東西ローマ帝国が滅びるまで、あまり発達しなかったようで、ローマ帝国時代の技術が受け継がれ少しずつ改良されたようです。   大きく飛躍的にガラス工芸が発達したのは、皆さんもご存じのイタリアヴェニスです、こちらについては次回お話いたしますので。楽しみにしてください。  

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  • 3月 27, 2023

    03|ガラスの歴史について

    こんにちは! 今日からはガラスの歴史について、書いていきます。   人類がガラスと出会って約6000年、以来各時代の文化を映して、ガラスはより美しく身近なものになり、我々の生活をより楽しむパートナーになっております。   ガラスの創製については、諸説伝説的なお話がありますが、ローマの歴史学者ブリニィの話が、真偽はともかくとして有名です。 いまから4000年ほど前の嵐のある夜に、フェニキア人の水夫がいまのシリアのベラス川の、とある砂の多い川岸に上陸しました。 食事をするために、積み荷の硝石を固めてブロックを作り、その上に鍋を置いて火を焚き料理を作り食べました、翌朝、料理をしたあとに何かキラキラと光るものが見え大騒ぎになります。砂浜の砂(ガラスの原材料の珪砂)と硝石が焚火の火で溶けて、ガラスができたのです。   これが伝説めいたブリニィのストーリーですが、現実的には焚火の熱くらいでは砂は解けないので、あくまでも作り話の域は出ないようです。   実際には、火山の噴火などで天然のガラスができたと考えることが正しいようです。   ガラスの起源は紀元前24世紀以前と言われております、メソポタミアの遺跡から発見されたガラス玉が世界最古のガラスといわれています。この地域は、西ヨーロッパの人達によって「古代オリエント」と呼ばれている地方です。メソポタミアという名で日本でも良く知られているチグリス川・ユーフラテス川の流域から、地中海東海岸(古代のシリア地方)に至る場所です。この一帯は「肥沃な三日月地帯」とも言われ、古代文明発祥の地の一つと考えられています。   ガラス工芸としての、最初の発展はエジプトに近いシリア近辺で、ベラス川流域の砂を原料として始められたといわれています。このころのガラスは耐火粘土の外側に溶かしたガラスを巻き付けて造るコアガラスでした、この時代のものは不透明で、ガラス玉や宝石にはめ込んだアクセサリーで、王侯貴族階級のものとして珍重されたと思われます。   またこの砂はのちにヴェニス地方に輸出され、のちにベェネチアの文化と共に大きく発展していきます。  

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  • 3月 22, 2023

    02|ガラスってなに?

    固体に見えますが、実は液体なんです‼       常温では固体のように固まっていますが、温度を上げていくと600度くらいから柔らかくなってきて(転移点)、強い圧力をかけると変形します。    更に1000度くらいになるとドロドロの水あめのような状態になります。            このため、ガラスはぐにゃぐにゃに曲げたり、風船のように膨らませたり、あめのように伸ばしたりして、様々な形に加工ができるのです。            ガラスは金属や他の素材と比べて、空気・水・酸やアルカリなどに侵されることが少なく、薬品や液体の保存や運搬の容器に適しています。       ただフッ化水素酸だけには容易に侵されてしまいます、スリガラスの模様がついていたり、スリガラスの注ぎ口などは、フショクと呼ばれフッ酸で加工されているものが多いです。               ガラスを急に熱したり、逆に急に冷やしたりすると割れることがあります、いろんな原因がありますが、一つにはガラスの膨張率が大きいために、急熱した部分が急に膨張し他の部分のバランスが崩れて割れてしまうことがあります。       フラスコや耐熱ガラスなどは膨張率が小さい素材を使って製造されていますので、熱変化に強いです。    ガラスを製造しているときは、ドロドロに溶けたガラスを成形します、そのままの温度で冷やしてしまいますと、外気25度との温度差が大きくて自然に割れてしまいます。 そのために、ガラスの製造には、ガラスの温度を徐々に冷やしていく除冷炉にいれて製造します。         ガラスは推奨より少し柔らかく、正長石よりは固いです、ガラスにカットを入れて江戸切子にしたり、口元を切ったりするときにダイヤモンドを使うのは、ガラスの持つ硬さゆえです。      またガラスは、引っ張りの力には弱く、圧力に耐える力が強いです。ガラスのコップを縦に並べて人が乗っても割れることは少ないです(危険ですからお試しの際には十分ご注意ください)。    コップを横に置いたり、コップを積み重ねた状態にはめちゃくちゃ弱いです。    コップの保管は立てたまま、そして積み重ねないことが大切です。      

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  • 3月 14, 2023

    01|ブログはじめました

    皆様、こんにちは🎵   木本硝子社長の木本です、木本硝子は昭和6年に私の祖父である木本艶が創業し、父清が昭和34年に創設した会社です。 硝子食器のみを扱う問屋として、国内外の硝子工場や江戸切子職人たちとチームを組んで硝子の新しい世界観をプロデュースしてきました。   そんな中で、日本や世界の硝子の歴史、世界各国の製造現場、江戸切子などの装飾加工方法などを見に行き学び、それをビジネスにも役立ててきました。   木本硝子の持つ硝子食器についての、様々な情報やお話を私、木本誠一の眼を通じて皆さんにお伝えできれば嬉しいです。   文章書くことが恥をかくのと同じくらいの私です、悪筆・乱文になると思います、思いつくまま書いていきますので、話や内容があちこちに飛び、前後の文脈がバラバラになることもあると思いますが、私の性格故そして素人ゆえにお許しください。   週に1回位のペースでこちらにアップしていきます、と書いて自分にハードルとプレッシャーをかけております(笑)   ぜひ楽しんで読んで頂ければ嬉しいです、来週を楽しみにしてください。   2023/3/14 木本誠一

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